【12.22更新】優勝オッズから見るM-1 2024!優勝候補はどのコンビ?

10,330組という史上最多のエントリーがあった今年のM-1は例年以上のハイレベルな争いが展開される中、とうとう決勝進出コンビ9組が発表されました。
史上初の連覇を狙う令和ロマンやラストイヤーとなるトム・ブラウン、ダイタク、賞レースで存在感を示す若手コンビのエバースなど折り紙付きの実力を持ったコンビが優勝を争ってが相まみえます。
ブックメーカーでもM-1を取り扱っており、現時点での優勝オッズを公開しているサイトもあります。ここからは、ブックメーカーのオッズから見る今年のM-1の展望を詳しく解説していこうと思います。
M-1 2024 最新オッズ
早速、M-1グランプリ2024の12月20日時点での優勝オッズを見ていこうと思います。今のところ、M-1をベットジャンルとして取り扱っているブックメーカーはBET CHANNELのみです。
なお、オッズはベットが締め切られるまで常に変動します。最新のオッズが知りたい方はBET CHANNELの公式サイトをご覧ください。
- 令和ロマン(吉本興業)4.16
- ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)4.51
- エバース(吉本興業)4.93
- 真空ジェシカ(プロダクション人力舎)8.38
- ジョックロック(吉本興業)8.68
- ダイタク(吉本興業)9.09
- トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)10.12
- ママタルト(サンミュージック)12.21
- バッテリィズ(吉本興業)12.33
- 敗者復活枠(-)15.89
現時点で最も優勝に近いと目されているのは昨年のM-1チャンピオンである令和ロマンです。続いて、去年の準優勝コンビであるヤーレンズ、さらに今あらゆる賞レースで優勝争いに絡んでいる若手のエバースと続きます。
M-1の面白さは前評判通りにいかないところにもあります。どのコンビが最も優勝に近いか自分なりに分析するのもM-1の健全な楽しみ方の一つです。自分の思う優勝コンビとブックメーカーのオッズに乖離があったらそれは大きなリターンを得るチャンスになるかもしれません。
M-1とは
M-1とは、日本一の漫才師を決めるための大会で、漫才の魅力を存分に楽しめる日本最大級のお笑い賞レースです。2001年に吉本興業によって創設され、毎年多くの漫才師が技術と笑いを競い合う場として注目されています。
M-1の特徴として、結成15年以内の漫才コンビであればプロ・アマを問わず参加が可能である点が挙げられます。全国各地で行われる予選を勝ち抜いたコンビがテレビ朝日で行われる決勝戦へと進み、最終的に優勝者が「漫才日本一」として栄冠を手にします。
優勝賞金は1000万円とされており、優勝者は一夜にして人生を一変させることができるまさに夢の舞台となっています。
M-1決勝のルール
M-1の決勝には準決勝を勝ち抜いた9組と、敗者復活戦を勝ち抜いた1組の計10組が進出します。敗者復活戦は準決勝で惜しくも敗れた全てのコンビが参加し、一番面白かったコンビに決勝進出の最後の1枠が与えられます。
決勝ではまず笑神籤とよばれるおみくじで決められた順番により、各コンビが一本ずつ漫才を披露します。持ち時間は4分間で、時間を超えると減点の対象となることがあります。この1stステージの得点上位3組が最終決戦に進み、さらにもう1本の漫才を披露します。
審査はお笑い界を代表する審査員たちによって行われます。1stステージでは各審査員が100点満点で採点し、その合計点が各コンビの得点となります。
一方、最終決戦では審査員が最も面白いと感じたコンビに1票を投じ、最多得票を得たコンビが優勝となります。最終決戦では得点ではなく投票によって勝者が決まるため、緊張感とドラマ性が一層高まりまるようになっています。
M-1 歴代王者
- 2001年中川家
- 2002年ますだおかだ
- 2003年フットボールアワー
- 2004年アンタッチャブル
- 2005年ブラックマヨネーズ
- 2006年チュートリアル
- 2007年サンドウィッチマン
- 2008年NON STYLE
- 2009年パンクブーブー
- 2010年笑い飯
- 2015年トレンディエンジェル
- 2016年銀シャリ
- 2017年とろサーモン
- 2018年霜降り明星
- 2019年ミルクボーイ
- 2020年マヂカルラブリー
- 2021年錦鯉
- 2022年ウエストランド
- 2023年令和ロマン
M-1 2024 決勝進出者
令和ロマン
名前 | 高比良くるま 松井ケムリ |
結成 | 2018年 |
所属 | 吉本興業 |
決勝 | 2年連続2回目 |
備考 | M-1グランプリ2023王者。連覇を達成するとM-1史上初の快挙。 |
ママタルト
名前 | 檜原洋平 大鶴肥満 |
結成 | 2016年 |
所属 | サンミュージック |
決勝 | 初出場 |
備考 | 2年連続で準決勝で涙を飲んだコンビが初めて決勝の舞台に立つ。 |
バッテリィズ
名前 | エース 寺家 |
結成 | 2017年 |
所属 | 吉本興業 |
決勝 | 初出場 |
備考 | 関西で頭角を現す若手コンビ。今大会のダークホースとなるか。 |
ジョックロック
名前 | 福本ユウショウ ゆうじろー |
結成 | 2022年 |
所属 | 吉本興業 |
決勝 | 初出場 |
備考 | コンビ歴わずか2年で決勝に進出。全国的な知名度を得るチャンス。 |
真空ジェシカ
名前 | ガク 川北茂澄 |
結成 | 2012年 |
所属 | プロダクション人力舎 |
決勝 | 4年連続4回目 |
備考 | 決勝常連のコンビ。今年こそ優勝争いに絡めるかに注目が集まる。 |
トム・ブラウン
名前 | 布川ひろき みちお |
結成 | 2009年 |
所属 | ケイダッシュステージ |
決勝 | 6年ぶり2回目 |
備考 | 2018年以来の決勝。独特の世界観でM-1に旋風を起こす可能性大。 |
ヤーレンズ
名前 | 楢原真樹 出井隼之介 |
結成 | 2011年 |
所属 | ケイダッシュステージ |
決勝 | 2年連続2回目 |
備考 | 昨年準優勝の実力派コンビ。オッズ上でも優勝候補に数えられる。 |
エバース
名前 | 佐々木隆史 町田和樹 |
結成 | 2016年 |
所属 | 吉本興業 |
決勝 | 初出場 |
備考 | 今最も勢いに乗る若手。今年のNHK新人お笑い大賞チャンピオン。 |
ダイタク
名前 | 吉本大 吉本拓 |
結成 | 2009年 |
所属 | 吉本興業 |
決勝 | 初出場 |
備考 | 6度目の正直で初の決勝進出。M-1ラストイヤーの集大成を見せる。 |
M-1 2024 審査員
M-1は審査員にも注目が集まります。審査員はそれぞれ独自の視点や感性を活かして厳正な審査を行います。
審査員の採点基準やコメントは視聴者の間でも話題になり、議論を呼ぶことも少なくありません。「誰がどのコンビにどのような評価を下したか」「採点に偏りはないか」といった点はSNSでも毎年盛り上がっています。
なお、M-1 2024の審査員に関して、12月9日時点では何の発表も行われていません。今後のM-1からの続報を楽しみに待つこととしましょう。
M-1 2024の審査員が12月15日についに発表されました。今年のM-1の審査員となったのは以下の9人です。
- 石田明(NON STYLE)
- 海原ともこ(海原やすよ・ともこ)
- 柴田英嗣(アンタッチャブル)
- 哲夫(笑い飯)
- 博多大吉(博多華丸・大吉)
- 塙宣之(ナイツ)
- 山内健司(かまいたち)
- 礼二(中川家)
- 若林正恭(オードリー)
今年のM-1はこれまでM-1の顔となっていた松本人志(ダウンタウン)が活動休止中であるため、誰が審査員を務めるかに高い注目が集まっていましたが、中堅芸人の大抜擢が目立つ人選となりました。
去年の審査員の平均年齢は53歳、今年の平均年齢は48歳で5歳ほどの若返りを果たしたことになります。いわゆる師匠と呼ばれる大御所が不在で、審査員の世代交代が図られたという印象を受けます。
M-1 2024 敗者復活戦
M-1は敗者復活戦も見どころの一つです。決勝まであと一歩だった準決勝進出者たちが、決勝の日にもう一度漫才を披露し、一番面白かったコンビが決勝の舞台に進出します。
敗者復活戦で勝ち上がったコンビは毎年台風の目となり、M-1自体を大いに盛り上げてくれる存在となります。敗者復活戦からそのまま逆転優勝したというコンビもいるため、目を離すことはできません。
今年のM-1の敗者復活戦は以下のコンビたちによって行われます。
マユリカ/カベポスター/家族チャーハン/十九人/金魚番長/ナイチンゲールダンス/ドンデコルテ/シシガシラ/カラタチ/ひつじねいり/例えば炎/オズワルド/フースーヤ/今夜も星が綺麗/インディアンス/豆鉄砲/男性ブランコ/ダンビラムーチョ/滝音/豪快キャプテン/スタミナパン
敗者復活戦のルール
M-1 2024敗者復活戦は出場者を3ブロックに分け、勝ち抜き方式で各ブロックの勝者を一組ずつ決めます。そして、各ブロックの勝者3組の中からプロの芸人審査員の投票によって敗者復活の1組を決定します。
各ブロックを勝ち抜けるためには観客の投票を、最終審査を勝ち抜くためにはプロの投票を獲得する必要があります。敗者復活戦を勝ち抜いたコンビはまさに決勝の舞台にふさわしい最強の一組と言えるでしょう。
M-1 2024を見るには?
今年のM-1決勝は12月22日(日)18:30よりテレビ朝日系にて地上波生中継が予定されています。また、敗者復活戦は同日15:00より放送予定となっています。
M-1を敗者復活戦から見ると実に7時間もの間、お笑いを楽しむことができます。12月22日は日本のお笑いファンが待ち望んでいる一日になることは間違いないでしょう。
M-1 2024の結果
M-1グランプリ2024の決勝が12月22日(日)にテレビ朝日で行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。以下M-1 2024の結果をご紹介します。
敗者復活戦
ファーストラウンド
最終決戦
- 博多大吉令和ロマン
- 塙宣之真空ジェシカ
- 哲夫バッテリィズ
- 若林正恭バッテリィズ
- 石田明令和ロマン
- 山内健司令和ロマン
- 柴田英嗣令和ロマン
- 海原ともこ令和ロマン
- 礼二バッテリィズ
史上最多10,330組の参加があったM-1グランプリ2024の覇者は令和ロマンとなり、前回に引き続き史上初の2連覇を達成しました。
令和ロマンはブックメーカーのオッズ上でも本命候補となっていましたが、前評判通りの結果を残し、その実力を見せつけることに成功。2年連続のトップバッターでの優勝は歴史にその名を刻み込むこと間違いないでしょう。
M-1 2024 最終結果&最終オッズ
- 1位 令和ロマン(吉本興業)5.43
- 2位 バッテリィズ(吉本興業)18.34
- 3位 真空ジェシカ(プロダクション人力舎)5.82
- 4位 エバース(吉本興業)6.21
- 5位 ヤーレンズ(吉本興業)4.16
- 6位 トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)6.97
- 7位 ダイタク(吉本興業)7.14
- 8位 マユリカ(吉本興業)9.85
- 9位 ジョックロック(吉本興業)22.59
- 10位 ママタルト(サンミュージック)10.73