ブックメーカーのライセンスとは?ライセンスの持つ重要性を徹底解説

ブックメーカーはライセンスの取得が絶対条件です。ユーザーの個人情報や資金を預かっているため、その管理・運用に厳格なルールが定められているのです。
ライセンスはブックメーカーを運営する国の公的機関が発行します。そのため、ブックメーカーをどの国で運営するかによってライセンスは異なり、その内容も異なります。
それぞれのライセンスによって特徴が分かれることもあるので、ここではライセンスの重要性に加えて世界の代表的なライセンスをいくつかご紹介していきます。
ライセンスとは

ブックメーカーのライセンスとは、ブックメーカーを運営することを許された許可証のことです。ライセンスが取得することにより、その国でのブックメーカーの運営が法律的に認められることになります。逆にライセンスなしにブックメーカーを運営している企業がある場合、そのブックメーカーは違法ということになります。
ブックメーカーへのライセンスを発行している国は世界中に様々存在します。それぞれの国がそれぞれの基準でライセンスを発行しています。特にキュラソーやマルタ、英国賭博委員会などが有名なライセンス発行機関です。これらのライセンスは国際的にも評価が高く、多くの人気ブックメーカーが取得しているため、非常に信頼性が高いライセンスと言えます。
ライセンスの重要性
ライセンスを取得せずに運営されているブックメーカーは全て違法です。例えギャンブルが合法の国であっても、ブックメーカーにはライセンスの取得が義務付けられています。
適法にライセンスを保持していることで、その国で正式に運営が認可されていることが証明されます。また、ライセンスの取得にはあらゆる審査基準をクリアしなければなりません。申請すれば誰でも簡単に取得できるものではないのです。
- ・定期的に会計監査を受ける
- ・毎月ユーザーに対するペイアウト率を公表する
- ・ユーザーへの払い戻しのための十分な資金がある
- ・登録及び退会が簡単にできる
- ・ギャンブル依存症対策を徹底する
- ・未成年者に登録させないシステムの構築
- ・マネーロンダリングを防止する対策が講じられている
また、ライセンスの審査は一度クリアすればその後は何もしなくてもよいというわけではありません。ライセンス取得後も審査は継続的に行われるため、常に健全な状態で運営することが求められます。ブックメーカーのライセンスが重要である理由はここにあるのです。
なお、ライセンスのルールが守られているかどうかはライセンス発行機関とは別の第三者の監査機関が行うことが多いです。ライセンス発行機関とブックメーカーの癒着が生じないように利害関係のない第三者が中立の立場で監査するのでライセンスの信頼性が担保されています。

- ・eCOGRA(イーコグラ)
- ・GLI(ゲーミングラボラトリーズインターナショナル)
- ・TUV Rheinland(テュフインランド)
- ・GAMCARE(ガムケア)
- ・iTech Labs(アイテックラボ)
ライセンスの確認方法
ブックメーカーがライセンスを取得しているかどうか、どこのライセンスを基に運営されているかは簡単に確認することができます。
多くのブックメーカーでは公式サイトのフッター部分にライセンスに関する情報を表記しているため、まずはそこをチェックします。フッターに表記がない場合、サイト内のAbout Usセクションや利用規約に表記されていることもあります。
サイト中を隈なく探してもライセンスに関する情報を見つけることができない場合、そのブックメーカーを利用することは避け、すぐにサイトを離れましょう。


主なライセンス
キュラソー

ブックメーカー界で最も人気の高いライセンスがキュラソーです。オランダ領でもあるこのキュラソーはギャンブルに関連したライセンスの発行を20年以上前から行っています。そのため、ライセンス自体の信頼性も高く、多くのブックメーカーがこのキュラソーのライセンスで運営されています。
キュラソーライセンスの特徴として、比較的取得しやすい点や入出金方法に仮想通貨が使える点などが挙げられます。特に、仮想通貨に関しては近年人気が高まっているため、キュラソーライセンスに変更するというブックメーカーも存在するほどです。
マルタ(MGA:Malta Gaming Authority)

マルタ共和国が発行するライセンスは審査基準が厳しく、国際的な信頼性が高いことで知られています。マルタ共和国は世界で初めてギャンブル関連のライセンスを発行し始めた国です。
ウィリアムヒルやbetwayなど、世界的にも知名度の高いブックメーカーがこのマルタライセンスを取得しています。マルタはライセンスの維持費用も高く、財政基盤がぜい弱なブックメーカーは取得できないようになっているため、マルタライセンスを基に運営しているサイトはおのずと信頼性の高いブックメーカーとなります。
英国賭博委員会(UKGC)

ブックメーカーはイギリス国内でサービスを提供する場合は必ずこのUKGCライセンスを取得しなければなりません。このUKGCのライセンスは世界一厳しい審査基準を有していることで知られています。ユーザーの個人情報・資金の厳格な管理方法やマネーロンダリング防止策、健全な財政運営、公平なゲーム性などあらゆる項目が審査されます。
UKGCを取得し運営されているブックメーカーは安全性・信頼性の面からは文句の付け所がありません。ユーザーは何も心配することなくプレイして大丈夫です。なお、イギリス国内でサービスを提供しないブックメーカーはUKGCのライセンスを取得する必要もなく、取得することもできません。
ジブラルタル

ジブラルタルはイギリス領のライセンス発行機関となります。そのため、審査基準は厳しく、取得難易度は非常に高いライセンスとなっています。bet365やbwinなど世界有数のブックメーカーでなければジブラルタルのライセンスを取得することはできません。
イギリス国内限定のライセンスであるUKGCをイギリス国外のサービス提供に適用してるようなものであるため、ジブラルタルのライセンスを持っているブックメーカーはそれだけで高い安全性・信頼性を有していると評価することができます。
マン島

マン島はイギリス王室が所有している領土です。ジブラルタルと同様にイギリスのUKGC並の厳しい審査基準を有しています。マン島のライセンスを取得しているブックメーカーの数はそれほど多くありませんが、ライセンスの信頼性は非常に高いものとなっています。
マン島のライセンスではブックメーカーのスタッフやサーバー、財政など、ソフト面からハード面まで隅々までチェックの対象となっています。
カナワケ

カナワケライセンスはカナダのケベック州で発行されているライセンスです。有効期限が2年と短く、更新頻度が高くなる分、常に審査項目をクリアしておく必要があります。そのため、ライセンスとしての信頼性は高いものとなります。
しかし、カナワケライセンスは過去に不祥事を起こしたこともあるため、他のライセンスと比べて同等の信頼性があると言えるかは疑問が残ります。絶対的な信頼性・安全性を求める方はカナワケライセンス以外のライセンスを取得しているブックメーカーを選ぶと良いでしょう。
ライセンス | まとめ
ここではブックメーカーのライセンスについてご紹介しました。改めて、以下にまとめます。
- ブックメーカーを合法に運営するために必須となるものがライセンス
- ギャンブルが合法である国や地域がライセンスを発行する
- ライセンスには種類があり、それぞれ特徴や取得難易度が異なる
- ライセンスはブックメーカーのサイト内に必ず記載されている(記載がないサイトの利用は避ける)
ブックメーカーの安全性を測るにはまずはライセンスの確認からです。新しくブックメーカーで遊びたいと思った方はサイトのライセンスを確認してから会員登録を行うようにしましょう。なお、NEOブックメーカー内で紹介しているブックメーカーは全て信頼できるライセンスを取得しているサイトのみです。安心して会員登録を行ってください。