転がしとは?ブックメーカーでの上手な使い方

ブックメーカーには転がしと呼ばれる攻略法が存在することをご存じでしょうか。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、ブックメーカーを戦略的にプレイする上では非常に有効なテクニックなのです。
この記事ではそんな転がしについて、仕組みや効果、メリットやデメリットについて詳しく解説します。
転がしとは
転がしとはブックメーカーにおいて、複利効果を巧みに利用することで利益を稼ぐテクニックとなります。
複利の効果は絶大なもので、利益が雪だるま式に増えていく点が大きな特徴です。
競馬や競輪などテンポが早いギャンブルでよく使われる戦略ですが、ブックメーカーではサッカーや野球などの人気スポーツにも利用することができます。
転がすという表現は雪だるま式に増える利益のさまを表現しています。
複利効果について
利益の上げ方には単利と複利の2種類がありますが、転がしの肝となるのが複利効果です。ここではさらに具体的に見ていこうと思います。
複利とは金融用語で「お金の利子にもまた利子が付くこと」を指します。例えば、元金100万を持っている場合に年利10%で1年間預金すると1年後には110万円になります。ここでプラスされた10万円は利子です。さらにこの10万円を含めてもう1年間預金すると、110万円に年利10%が付き121万円となります。このように利子である10万円にも利子が付くことを複利と呼ぶのです。
一方、単利では利子に利子は付きません。元金に対してのみ利子が付きます。
複利の効果は絶大で年利10%で100万円を預け続けると複利と単利で60万円もの差が生まれます。

この複利効果をブックメーカーで利用するということは、勝利金をベット額に上乗せし勝ち続けることを意味します。勝利金を取り除いてベットしてもそれでは単利効果しか生まれません。複利の威力を最大限発揮するためには勝利金を含めて連勝し続けなければいけないのです。
転がしのメリット
少ない軍資金を大きな利益にする
転がしは少ない資金から大きな利益に繋げることができる戦略です。いきなり大金を利用する必要は一切ありません。 コツコツと連勝を積み重ねていくことで、少額の資金を雪だるま式に増やしていくことができます。
言い換えると、転がしのポイントは資金力ではなく、連勝数にあります。高いオッズで一獲千金を狙うのではなく、低いオッズでも着実に連勝を重ねることが重要となります。
誰でも簡単に始められる
前述の通り、転がしに資金力は必要ありません。また、転がしはそのスポーツについてあまり詳しくなくてもオッズが低い本命視されているチームにベットするだけでOKなのです。
オッズが低ければそのチームが勝利する確率が高いと思われるため、連勝に繋げる可能性も高まります。
より低いオッズが付けられているベットオプションを見つけて、ベットするだけで誰でも簡単に転がしを実践することができます。
転がしのデメリット
マックスベット規制のリスク
転がしでは連勝を最重要視するため、必然的にオッズが低いベットをし続けることになります。 しかし、ブックメーカーはこの低いオッズに賭け続けるという行為をよく思わないのです。
ブックメーカーによっては低オッズにベットし続けるユーザーに対して、マックスベットと呼ばれる規制をかけることがあります。
一度負けると利益が吹き飛ぶ
転がしは利益を確保するまで、全ての勝利金をベットし続け、複利運用を目指すものです。そのため、転がしを終えて利益を確定させる前にベットが外れてしまうとそれまでの利益は全てチャラになってしまいます。
転がしでは出口戦略も重要なポイントとなります。転がしを始める前に利益確定のラインを設定しておくことをおすすめします。
〇連勝したらやめる、〇万円の利益になったら撤退するなどといった自分ルールも大事です。
転がしの向き・不向き
サッカー・野球は難しい
日本の人気スポーツであるサッカーや野球ですが、転がしには不向きと言えます。
転がしでは本命のチームにベットすることで勝利を積み重ねていく必要があります。波乱が多いスポーツや、オッズが均衡しているスポーツではどちらが勝つのかが予想できません。
転がしにおいては大穴やジャイアントキリングといった番狂わせは最大の障壁として考えなければなりません。
サッカーや野球の魅力はどちらが勝つかわからない面白さや格下が格上に勝利するサプライズにあるのかもしれませんが、これらは転がしを実践するにあたって必要のない要素なのです。
テニス・ラグビーがおすすめ
転がしにおすすめのスポーツはテニスやラグビーです。これらのスポーツのどの要素が転がしに向いているのでしょうか。
対戦相手との実力差が大きければそのまま試合が決してしまうようなスポーツは転がしに向いています。100%に近い確率で本命チームが勝てるような競技性を持っているのが理想的です。
テニスやラグビーでは対戦者間に大きな実力差があると番狂わせはほとんど起きません。他にも卓球やバレーボールなど、強豪選手や強豪チームが固定化されているようなスポーツは転がしに最適な選択肢となるはずです。
