なお、ブックメーカーが設定するオッズは各サイトによって異なります。これはオッズはそれぞれのブックメーカーが独自に算出するものであるためです。より高いリターンを得るためには、より高いオッズを設定しているブックメーカーを選択する必要があります。bet365やウィリアムヒルなど世界的に人気の高いサイトがおすすめです。

メリット

ブックメーカー方式のメリットはオッズの固定化によるシンプルさにあります。ベットした後にオッズが変動することがないため、今表示されているオッズを評価し、ベットするかしないかを決断することができます。

現代のブックメーカーにはあらゆるスポーツに対してあらゆるオッズが設定されており、ベットオプションの数も豊富にそろっています。それらのオッズ全てが変動してしまうと、ベットすべきか否かのリスク判断がとても難しくなってしまいます。ブックメーカー方式ではオッズ評価がシンプルになり、ユーザーの負担軽減にも繋がっているのです。

デメリット

ブックメーカー方式は世界中のブックメーカーが採用しており、特に大きなデメリットは見当たりません。但し、ブックメーカー方式ではオッズが変動することはありませんが、オッズが変更されることはある点には注意が必要です。

公開直後のオッズと締め切り直前のオッズではそれぞれ数字が異なることがあるということです。しかし、この場合でもベット時点で表示されているオッズが払い戻しに適用される点に変わりありません。今のオッズがどの程度なのかを確認することは怠らないようにしましょう。

パリミチュエル方式

一方、パリミチュエル方式はブックメーカーがオッズを最初から決めつけるものではありません。パリミチュエル方式ではユーザーから集まっているベット額を全てひとまとめにし、最後にそのプールされたベット額を的中者に払い戻すという形になります。

パリミチュエル方式はオッズがあらかじめ固定化されていないため、ベット受付が締め切られた後に、運営の利益(マージン)を差し引いて、プールに残っているベット額を基準にオッズが確定します。人気の高い選択肢はオッズが低くなり、そうでない選択肢はオッズが高くなります。

つまり、パリミチュエル方式ではベット時のオッズと払い戻し時のオッズは異なるということです。10倍のオッズにベットし的中させても払い戻し時のオッズは3倍になっていたなどということも起こり得ます。ユーザーのベット動向によってオッズが変動する点がパリミチュエル方式の大きな特徴です。

メリット

パリミチュエル方式はブックメーカーからすれば運営の安定性が高まる点がメリットとなります。ユーザーのベット額から一定額のマージンを差し引いて、残りを払い戻しに充てるため、ブックメーカーが損をすることがありません。どのような試合結果になろうと一定の収益を確保できる点がパリミチュエル方式の利点です。

デメリット

良し悪しはありますが、オッズが変動する点はやはりデメリットと考える方も少なくありません。ブックメーカーでは今表示されているオッズを基にベットするかどうかを考えたいというユーザーが多いため、オッズが常に変動してしまうのはリスクとなります。

特にベット受付開始直後はユーザーからのベット額が少なく、オッズも魅力的に映りがちです。しかし、ベットが締め切られふたを開けてみると、とても低いオッズになっていることが日常茶飯事です。最初から固定されているブックメーカー方式のオッズでベットを判断する方が勝率が安定することは間違いないでしょう。