ブックメーカーで有効な戦略・考え方とは

ブックメーカーでベットするにあたって戦略を持つということは、利益の最大化と損失の最小化を同時に達成するための鍵となります。
しかし、実際にはスポーツの結果がどうなるかは一切保証されておらず、絶対的に有効な戦略を構築するというのは難しいのが現実です。
それでもブックメーカーにおける有効な戦略というものは存在します。この戦略をいつ、どのように使うかがブックメーカーでの勝敗を分けるのです。ここでは、スポーツベットで知っておくべき戦略や考え方についてご紹介します。
基本的な戦略
情報収集とリサーチ

ブックメーカーで勝とうと思った場合、最も基本的な戦略は情報収集となります。ベットを的中させるためには徹底的なリサーチが欠かせません。まずはベットの対象となるチームや選手の過去の成績や直近の調子を調べることが重要です。
- 勝敗の記録
ベット対象のチームや選手が過去にどのような試合をしてきたか、勝ち負けの成績をリサーチします。特に、ベットする試合と同じ対戦相手との過去の成績は参考になります。面倒くさがらずに調べることを癖づけましょう。 - けが情報
エース選手や主力選手がけがをしているかどうか、試合に出場できるかどうかを確認します。主力選手の欠場は試合結果に大きく影響します。試合が始まってからもアクシデントは起こり得ます。キャッシュアウトなどを利用して柔軟に対応できるようにしましょう。 - 天候や外部要因
野球やサッカーなど、屋外で行われるスポーツは天候やその日の気温の影響を直接受けます。雨や雪などの悪天候の中では得点が減少したりするかもしれません。これも事前に確認することができる要素であるため、忘れずにチェックしておきましょう。
オッズを理解する

ブックメーカーで最も重要な要素の一つがオッズです。このオッズを理解することがブックメーカーで勝つために非常に有効となります。
還元率を計算する

ブックメーカーの還元率とはユーザーから集まったベット額をどれほどの割合でユーザーに還元するかを決める数値です。還元率が100%であればブックメーカーの利益はなく、ユーザー間でベット額を山分けすることになります。
しかし、ブックメーカーは営利企業であるため、還元率は多くの場合で90%前後に設定されています。但し、同じ試合でもブックメーカーによって還元率は異なります。もちろん、還元率が高いブックメーカーでベットすることで少しでも多くの利益に繋げることができます。
ブックメーカーの還元率はオッズを利用して計算することができますが、その計算方法はやや複雑です。しかし、NEO ブックメーカーが提供する還元率チェッカーを使えばオッズを入力するだけで簡単に還元率を算出することができます。
還元率が95%近くあるオッズが設定されていれば、その試合の結果を真剣に予想してみる価値があるかもしれません。
資金管理の徹底

ブックメーカーでは資金管理が成功の鍵となります。計画的な資金管理を行わないと、一度の損失で大きなダメージを受けるリスクがあります。以下の点を考慮して、資金管理を行いましょう。
- バンクロールの設定
ギャンブルに使うための資金(バンクロール)を事前に設定し、これを厳守します。賭ける金額は、このバンクロールの範囲内で管理します。 - 賭け金の設定
1回の賭けに使う金額を設定し、バンクロールの一定割合に留めることが重要です。一般的には、1回の賭け金額はバンクロールの1-5%程度に設定します。 - 固定ステーク・変動ステーク
バンクロールを効率的に管理するためにステーク(賭け金)計画が必要です。固定ステークでは一定の割合で賭け金を設定し続けます。一方、変動ステークではバンクロールの増減に応じて賭け金を調整します。
高度な戦略
ライブベッティング

ライブベッティングは試合が進行中にリアルタイムでベットを行う機能です。ライブベッティングは試合の流れや選手のパフォーマンスを直接分析しながら、その瞬間の状況に応じてベットすることで、より精度の高い予測が可能になる点が大きなメリットとなります。
例えば、サッカーの試合でチームが急に攻撃的なプレースタイルに変わったり、バスケットボールの試合で主力選手がけがをして交代したりした場合、これらの情報を即座に反映させてベットすることができます。
ライブベッティングには迅速な判断とリアルタイムでの情報収集が求められますが、その分、大きなリターンが期待できます。
キャッシュアウト

キャッシュアウトは試合が終了する前にベットをキャンセルすることができる機能です。キャッシュアウトを使うことで、予想が外れそうな場合に損失を最小限に抑えたり、逆に予想が当たりそうな場合に早めに利益を確定させたりすることができます。
例えば、ベットしたチームがリードしているが試合終了までまだ時間がある場合、キャッシュアウトを使って利益を確定することで最後の逆転負けによる損失を防ぐことができます。キャッシュアウトは、リスク管理の一環として非常に有効です。
マーチンゲール法

マーチンゲール法は負けた場合に次のベット金額を倍にすることで、最初の負け分を取り戻すことを目指す戦略です。
例えば、最初に100円をベットして負けた場合、次は200円をベット、再び負けたら400円をベットするといった具合です。この方法は理論上、最終的に一度でも勝てばすべての損失を取り戻し、初回の賭け金額分の利益を得ることができます。
但し、この戦略は非常にリスクが高く、連敗が続くとベット金額が急増し大きな損失を被る可能性があります。そのため、十分な資金があり、連敗に耐えられるメンタルも求められます。
ケリー基準

ケリー基準は期待値と勝率に基づいてベット額を調整する戦略です。ベット額を効率的に管理し、長期的な資金の拡大を目指します。ケリー基準の計算式は以下の通りです。

ここで、fはバンクロールのうちベットするべき割合、bはオッズ、pは勝つ確率、qは負ける確率(1-p)です。例えば、オッズが2.0倍で勝つ確率が60%の場合、ケリー基準を用いると、ベットするべき割合は次のように計算されます。

この場合、バンクロールの20%をベットすることが適切とされます。ケリー基準はリスク管理と資金の効率的な運用を両立させるための強力なツールですが、計算には正確な勝率の見積もりが必要です。
これらの高度な戦略を理解し適切に活用することで、ブックメーカーをより効果的に攻略することができ、長期的な利益を追求することが可能になります。